社内体制の見直しに伴う経営改善計画の作成支援
- 株式会社トーヨーショップ丸山
- 代表取締役 山田 健太氏
会社の礎は人づくり ~人と人とのつながりから、広がる未来~
株式会社 トーヨーショップ丸山は、昭和49年先代が個人のタイヤ販売業としてスタート。昭和59年の法人化を経て、令和5年には創業50年目を迎える。創業時は鳥取市丸山町で営業を行っていたが、平成11年に現在の場所に全面移転。創業当時からのお客様も数多く抱え、地元企業との契約から個人のお客様まで、「車の困った」に対応できるプロ集団として、地元に愛される自動車関連の小売・整備会社。山田現社長は元来のスポーツ好きも手伝い、地元の子供たちへのサッカー教室のサポートなど、スポーツを通じた社会貢献なども行っている。
保証協会では、令和3年に、先代の急逝に伴い山田現社長が就任し新体制となる際のサポートを行った。
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- 店舗の様子
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- 店舗の様子
事業内容
株式会社トーヨーショップ丸山は、令和5年で創業50年を迎えるタイヤ・車両販売、修理、車検など、クルマ全般の業務に携わる。
山田社長曰く、「地域密着の町工場」。鳥取という地域性は、車での活動が主体となっているため、顧客のニーズも様々。小回りの利く「町工場」だからこそ「顧客の困った」にすぐに応える工場として愛されている。
「創業の地の丸山町から移転する際には、お客様が移転先の千代水まで来てくれなくなるのではないかとの不安もあった。しかし、実際移転してみると、『こっちのほうが来やすくなった。』とのお声が多く、ほっと胸を撫で下ろすと共に、勇気と元気をもらった。」と山田社長は語る。
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- 来店したお子さんに大人気のお菓子コーナー
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- 社員の提案によるオリジナルグッズも販売中
先代の急逝後、令和3年の現社長への事業承継に際し、取引金融機関への相談を行う。旧体制から新体制への移行に伴い、従業員の意識の見直しの必要性や、コロナ禍による社会情勢変化の影響を受けた主力商品の販売低迷などの課題が浮上した。
保証協会のサポート
事業継続のため旧体制からの脱却を図るべく、認定支援機関による経営改善計画策定事業(405事業)を活用し、とっとり企業支援ネットワークにて支援することとなった。
- 3-1 相談のきっかけ
販売低迷による収益性の悪化が見られたことから、収益性の改善に取り組むため取引金融機関との連携により支援に取り組んだ。
- 3-2 保証協会のサポート/解決策
とっとり企業支援ネットワークで、社内の基準作りと顧客の継続利用率の向上など社内体制の見直しを含む支援を行った。
①利益確保の仕組み作りのための基準策定
②社内の情報共有による作業の効率化と販売販促
③実施後の検証と改善
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- 事務所
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- 店内ポップ
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- 作業の様子
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- 作業の様子
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- キッズコーナー
・事業全体での収益性の向上
・社内コミュニケーションの促進による、目標利益の共有と改善意識の向上
・一人一人の責任感と目的意識の向上
・作業の効率化と顧客サービスの向上
など、様々な成果を見ることができた。
毎日の朝礼や、ランチミーティングなどのコミュニケーションの場を多く持つことにより、提案しやすい環境がつくられ、トップダウン経営から、社員一人一人の意識や責任感を大切にしたボトムアップの経営への転換を行えた。
また、現場からの声が上がりやすくなったことで問題への対応スピードがあがり、改善・実施・検証への流れがスムーズとなった。
取材後記
「現在もとっとり企業支援ネットワークのモニタリング会議を行っており、関係機関とつながってそれぞれの目線での意見交換をしていただくことで、内部からではわからない新しい目線で、自分の視野を補ってもらえる。」と山田社長。
「会社、社員とお客様がつながっていく中で「困った」にすぐに応える気持ちは大切だが、そこには経営がしっかりしていることが大前提として存在している。この流れを維持、さらに成長していく意味でも保証協会さんは強い味方です。」と語ってくれました。社員一人一人が目的意識を持ちつつ、その目的を共有化することができる株式会社 トーヨーショップ丸山の未来が楽しみになります。